「梅酒」 熟成中について質問集
梅酒の実がシワシワになってしまいました。大丈夫なんでしょうか?
はい、大丈夫です。梅酒の品質にはまったく問題ありませんのでご安心を。
シワシワは「糖の浸透圧」によって出来ます。梅を砂糖に浸すと、
外部の糖度濃度に比べ、梅内部の糖度濃度が低くなるため、
梅は内部の水分を出して外部の砂糖を溶かし、
糖度濃度を一定にしようとします。これが「浸透圧」です。
ですから、梅に対して砂糖の量が多いと、シワシワ度が増します。
ちなみに、我が家の梅酒たちの様子は・・・
砂糖がゼロの実は、何年経ってもシワができません。
焼酎1.8L・梅1.5K・氷砂糖500gだと、少しシワができます。
これ以上に糖分の量をふやすと、シワシワになります。
またシワシワ度は、梅の熟度によっても違ってきます。
表面は青く硬そうでも、中身が熟している梅はシワになりにくいのです。

左・無糖で漬けた梅 右・砂糖500gで漬けた梅
梅はいつ取り出せば良いのでしょうか?
「梅の風味を軽く味わいたい場合は、3ヶ月で取り出す。」
「約1年で梅のエキスが液に浸透するので、1年で取り出す。」
「取り出さないで永くおくほうが、
梅酒のコク・香り・風味ともに増すので、ずっと入れておく。」
と、いろんな説があるということは、きっと、正解はないのでしょう。
ちなみに我が家では、実を取り除かず、ずーっと入れておきます。
その分スペースがいりますが、何も問題ありません。
「南高梅には毛があり、濁りの原因となるため、
1か月程度で取り除く方が好ましい」という説もあります。
ちなみに100%南高梅使用の我が家では、
ずっと入れたままですが、今までのところ一切トラブル無しです。
梅酒を作ったのですが、梅が沈まずに浮いています。大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
梅酒を漬けて初めの頃は、梅は沈まず浮いています。
時間が経ち、漬かっていくにつれて
梅のエキスが抽出され、梅は徐々に沈んでゆきます。
ただ、溶けた糖分が下に沈殿すると、
このような現象が長引くことがあります。
時々、ビンを揺すって溶けた糖分を均等にするようにしましょう。
こうすることにより、浸透圧でエキスの抽出がすすみ易くなります。

(左端・30日後) (中央・50日後) (右端・1年後)
梅酒の液が濁ってしまいました。どうすればいいのでしょう?
原因としては、以下の要因が考えられます。
・ビンの消毒が充分でなかった。
・梅に水気が残っていた。
・焼酎に対し、梅の分量が多すぎた。
・アルコール度数の低い酒を使用した。
対処法は、次のとおりです。
(1) 梅をすべて取り出します。
(2) 液を清潔なガーゼなどでこします。
(3) 梅はジャムなどに利用しましょう。